大瀧寺 | |
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所在地 | 徳島県美馬市脇町西大谷674番地 |
位置 | テンプレート:ウィキ座標2段度分秒 |
山号 | 福大山 |
寺格 | 準別格本山 |
本尊 | 西照大権現 |
創建年 | 伝・神亀3年(726年) |
開基 | 伝・行基 |
札所等 |
四国八十八カ所総奥の院 四国別格二十霊場20番 |
テンプレート:Commons 大瀧寺(おおたきじ)は徳島県美馬市脇町に所在する真言宗御室派準別格本山の寺院。山号は福大山(ふくだいさん)。本尊は西照大権現(にしてるだいこんげん)。
四国八十八箇所総奥の院、四国別格二十霊場二十番札所。
御詠歌:霊峰の 岩間にひらく 法の道 厄をながして 衆生ぞすくわる
概要[]
徳島県美馬市と香川県高松市の境にある大滝山(946m)の山上に位置し、別格二十霊場のうちで最も高所に位置する。隣接する西照神社とは明治初期の神仏分離令までは神仏混淆の山岳信仰宗教施設「西照権現」として存在していた。
奈良時代の神亀3年(726年)に行基が大滝山上に阿弥陀三尊を安置したことに始まるとされる。
奈良時代末期の延暦10年(791年)に空海がここで求聞持修法を行ったと自著「三教指帰」に記している。空海は平安時代前期の弘仁6年(815年)に再びこの地を訪れ寺院を再興したと伝えられている。この時、空海は西照大権現の像を安置したといわれる。
天安2年(858年)には聖宝(理源大師)が厄除厄流の大護摩を修法したと伝えられている。
江戸時代には徳島藩家老稲田氏の祈願所となり、高松藩の崇敬も集めた。
明治初期の神仏分離令で大瀧寺と西照神社とに分離された。
前後の札所[]
- 四国別格二十霊場
- 19 香西寺 --(41.1Km)-- 20 大瀧寺 --(47.6Km)-- 1 大山寺
参考文献[]
- 徳島史学会/編 『新版 徳島県の歴史散歩』 山川出版社/刊 1995年 68-69ページ
- 現地説明板